2023年7月より一般発売される、北海道日本ハムファイターズの松本剛選手・吉田輝星選手・野村佑希選手がそれぞれプロデュースした香りと、チームをイメージした香りの計4種の香水。
この香水が完成するまでのストーリーやこだわりについて、ブランドマネージャーの菊地さんとプランナーの平山さんに語っていただきました。
ー今回、北海道日本ハムファイターズの香水を企画することになった背景を教えてください。
(菊地)過去に、FITSが展開していたフィッツスポーツのプロジェクトにてご縁のあった方が現在は北海道日本ハムファイターズの広報をご担当されていて、今回はその方を通じ、新球場オープンのタイミングで香水の企画を提案させていただいたのがはじまりです。
企画を進めている中で分かったことなのですが、野球選手はかなり多くの方が香水を使っているので、この商品はいける!と思いました。
あと私が野球好きだったのも大きいです(笑)
14年前、新庄監督にFITSオリジナルブランドの香水「ライジングウェーブ フリー オードトワレ」の監修をしていただいた経緯もあるので、北海道日本ハムファイターズとFITSの縁を感じましたね。
ー今回企画する中で、こだわったポイントはありますか。
(平山)私は日頃から香水を企画する上で、香りの良さに加えてデザインもおしゃれなものをつくりたいと思っています。
そのおしゃれさと野球選手のイメージをいかに自然な形でマッチさせるか、という点にこだわりました。
今回の企画を進めるにあたり、選手のみなさんに香りのこだわりや使ったことのある香水などをヒアリングさせていただいたのですが、その中でみなさんそれぞれの個性を強く感じました。
その個性を立たせつつ、香水を手に取っていただく際に親しみやすさを感じてもらえるような世界観を最大限に表現したいという想いをこめて、香りはもちろん、ボトルのデザインまでこだわっています。
ーヒアリングの中で、選手のみなさんからはどんなリクエストがありましたか。
(平山)ボトルやパッケージの色味もそうですし、香りもリクエストがありました。
希望の香りをヒアリングした際には、ジャンルがメンズ・ユニセックス・レディースとそれぞれ見事に分かれて…!
選手のみなさんの、個を表現されたい意図をとても感じました。
デザインの面ではお名前やシルエットを入れたいなど、香水メーカーからはあまりご提案しないような、選手のみなさんならではのリクエストをお受けしたので新たな気づきにもなりましたね。
ー苦労したことはありますか?
(平山)スケジュール管理です。
当然ですが本職である野球の試合や練習など、プロ野球選手の活動スケジュールがお忙しいので、商品を企画するスケジュール管理には細心の注意を払いました。
ーそうなんですね。具体的にどのように苦労しましたか?
(平山) 香りという抽象的なものへのリクエストになるので、選手のみなさんが考える香りのニュアンスを受け取るのが難しかったです。
何回かの会話を重ね、自分のコミュニケーションスキルを磨いていかなければいけなかった部分にも苦労しましたね…(笑)
また、SNSなどで選手のキャラクターリサーチにも時間をかけました。
ー野球ファンとしての香水グッズの楽しみ方はありますか?
(菊地)自分の推しと同じ香りというところでつながりを感じられるところが良いポイントだと思います。
球場に付けていったり、テレビで応援する時にも付けたりすることで、同じチームの一員になったような一体感を持っていただけるんじゃないかと思っています。
自分もそうだったように、高校球児は上手くなるために何にでもすがりたい、勝ちたいという気持ちがあると思うので、憧れの選手に近づいているというお守り気分で持ってほしいと思います。
ー野球少年が香らせても大丈夫ですかね?笑
いいんですよ(笑)。1年生とかで付けていたら3年生に怒られちゃいますかね(笑)。
ーどんな方に使ってもらいたいですか?
(平山)ファンの方にはもちろん、野球は家族みんなで応援しているイメージがあるので、友達や家族でシェアして使っていただきたいですね。
同じ香りをつけて応援することで一体感が生まれて、さらに野球の楽しさや応援する嬉しさを見出してもらうひとつのきっかけづくりができたらすごく嬉しいです。
ー今後の展望はありますか?
(平山)シリーズ化したいですね。
(菊地)そうですね!
(菊地)プロスポーツのファンはたくさんいらっしゃると思うので、選手やチーム×香りでそれぞれのチームの一体感を生むような感じをどんどん広げていって、最終的にはファンの方を香りで熱狂させるようなプロジェクトに挑戦していきたいと思っています!