一過性のブームではなく、ジャンルとして浸透した韓国トレンド。フィッツコーポレーションでも、2020年から韓国発の「ダブルドレスルーム」「アルダウ」「モムチ」のお取り扱いを始めました。
どんなところが日本の私たちを夢中にさせるのか?韓国でK-beautyスペシャリストとして活躍するユンジさんから、その秘密と最新の韓国トレンドを教えていただきました。
K-beautyスペシャリスト ユンジさん
ソウル生まれ、現在ソウルのカロスキルにて韓国最新美容情報とトレンドを発信中。現地のリアルな最新情報を素早く、そして商品ポイントを分かりやすく伝えるのが特徴。健康的なライフスタイルに基づくうるツヤ肌とナチュラルメイクを追求。ファッション、トレンドスポットも大好き。
Instagram:@yoonji_beauty
YouTube:https://www.youtube.com/c/YOONJITV
韓国の最新香り事情を根掘り葉掘り!
香りアイテムは小学生からが当たり前!
「最近は化粧品も香水も小学生のころから使いますね。香水は小学生3~4年生頃からですが、より早くからボディローションやボディウォッシュの香りへのこだわりがあるようです。以前は、香水は20代から、主に異性に魅力的にアピールする目的がメインだったのですが、最近は生活の中で自分が好きな香りを身に着けること、香りに自分が癒されること、自分のアイデンティティを表現する手段の一つとして捉えられています」
多様化するなか保湿効果の高いボディミストが人気!
「香水をベースに、ボディミスト、ファブリックミスト、ルームスプレー、ハンドクリーム、ヘアパフュームのような質感でボディに使うパフュームなど多様な形で楽しむようになりました。最近特に流行っているのは、肌への保湿効果も兼ねているボディミストです」
10代~20代では石鹸人気。
対して、濃くて重い香りも急上昇中!?
「10代~25才ぐらいまでは、石鹸のような香りが一番人気が高いです。20代の男性も、女性から、清潔感&純粋な感じが伝わる石鹸の香りを好むようです。カップルの人には、少しセクシーな感じのする、『素肌の香り』というコンセプトで、ピーチがかった香りも人気です。20代後半~40代では、少し深みのある、ムスクやウッディーな香りを好む人も増えています。濃くてやや重たさのある、いわばジェンダーレスな香りを好む若い層も増えている様子です」
2021年下半期、韓国のビューティ事情はどうなる?
「まだまだ気を付けなければならないコロナタイムが下半期までも続きそうなので、STAY HOMEしながら自分だけの空間の要素となる香りを追求する傾向はより強くなる展望です。
ベッドシーツにつける熟眠のためのスプレーなど、シーンと用途に合わせた香りアイテムの細分化も続くと思います。また、より積極的に香りを楽しむ人もどんどん増えると思います。
ワクチン接種も広がりながら、医療用マスクというよりは飛沫遮断をしてくれる最小限の防御手段として、ファッションマスクのニーズはこれからも続くと思われます。
ビューティトレンドとしては、去年に続き、マスク生活にも肌荒れになりにくいように、肌本来の免疫をUPしてくれる乳酸菌発酵成分配合や鎮静系の成分(シカ=ツボ草エキス、ドクダミ、ヨモギ)が入った鎮静系コスメの人気はまだまだ続きそうです。リップカラーよりもリップバーム、ファンデーションよりはUV付のベースメイクでより薄いベースメイク、そしてマスク生活で目の表情が目立つため、アイクリーム、アイパッチなどのカテゴリーの人気が高まるでしょう。」
韓国と日本、共通点とそうでない部分
気軽に行けるお隣の国・韓国ですが、改めて香りやビューティ事情について伺うと、日本と近い部分・そうでない部分がはっきりと浮き彫りになりました。
小学校中学年から香りを使うのが当たり前という文化は、日本よりも意識が高く進んでいるのかもしれません。対して、人気の香りとして石鹸が挙がったのは、韓国でも展開しているフィッツコーポレーションのオリジナルブランド・レールデュサボンの人気からもうかがえます。
お洋服のケアへの意識と連動して、ファブリックミストへの需要が高いのは、韓国のお料理事情を考えると納得。韓国では数年前から定番だったカラーマスクですが、アルダウの登場により、日本でもおしゃれ業界の方からご支持を頂いています。
展開中の3ブランドをはじめ、これからもますます盛り上がりそうな韓国トレンドに、目が離せません。