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香りバトン

《香りバトン特別編 MAHOさん直伝「週末おうち時間で妄想リゾート旅」》

香りが少しでもお家時間を豊かにしてくれたら…という想いのもとスタートしたこの企画。

「香りバトン」と題し、家でもできる香りの楽しみ方を香りのプロや開発者がリレー形式でご紹介していきます♪

特別編の今回は、フレグランスアドバイザー『MAHO』さんが登場です!

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新型コロナに因む以外のニュースは少なかった最近に、ふと話題となった【王様のブランチ】!
この番組には、独立直後に(表参道のAPPLE Storeがまだマクドナルドだった頃、近くの物件で)始めたパーソナルフレグランスセレクトを取材・放映していただいたことを懐かしく思い出しました・・・
それはおき、このメニューの中で香水の揃え方として長くお伝えしているキーワードの一つに、“季節感”があります。

香水の消費量が少ないとされる日本人ですが、季節の移り変わりを敏感に楽しむ(それと、飽きっぽい)習性を活かし、季節感で使い分けできるようにご提案しています。

 

季節感に合うフレグランスを選ぶことは、快適性を高める助けになります。
また、五感はそれぞれ独立しているものの、その一つに与えられた刺激は脳から他の感覚系に作用して相乗効果をもたらすため、総合的な情報を与えることで、気分の切り替えや香りの放つ世界観を一層満喫できるのです。

例えばブルーや白、レモンイエローなどの明るく冴える色が視覚に、ナチュラルで素朴な素材やフロスト加工のガラスが触覚に、夏らしい涼感を増幅させます。

 

そこで、海辺に流れ着いたような涼しげなアイテムと共に『ライジングウェーブ フリー ライトブルー』をディスプレイしてみることに。
シダーウッドやムスクの広がりの中に、レモンやパイナップルの弾けるきらめきとピーチやバニラの温かな甘さは、プールサイドで微睡む時間のように優しい香りです。


フレグランスを肌や空間にスプレーし、ウクレレのBGMを聴きながら冷えたスパークリングドリンクを片手にすれば、自宅の一角でもリゾート妄想旅へひとっ飛び。(何なら水着も引っ張り出してみる!?)

『ライジングウェーブ』の初代はハワイのマリンアートの巨匠クリスチャン リース ラッセンの絵がパッケージで印象的でしたが、その後の製品では、日本フレグランス大賞を何度も受賞するブランドに。

さて、インテリアとしてディスプレイする際に気をつけたいのは、日当たりのよいスペースへ数ヶ月以上飾ったままにしておくと香りの劣化が早まるため、1シーズンで使い込みたいものに絞ったり、季節が変わるタイミングで別の香水にすることです。

お洒落なデザインが多い香水をオブジェのようにインテリアへ活かし、夏のおうち時間も五感を満たして快適に、手軽にリゾート気分まで味わってはいかがでしょうか?

書いた人 『MAHO』

フレグランスアドバイザー

香り好きが高じ、外資系化粧品・香水関連企業に従事したのち香りの啓発を目指し独立。
日本で初めて販売を伴わないパーソナルフレグランスカウンセリングのサロンワークを開始し、メディア出演、美容系専門学校での講師、コンサルティング事業を行う。
また、アメリカのフレグランス市場拡大に貢献した”The Fragrance Foundation”と連携した日本フレグランス協会の立ち上げから関わり、現在まで常任講師とパブリックリレーションズを務める。
2013年からは日本調香技術普及協会の事務局並びに理事。
日本化粧品検定協会公式テキストフレグランス部分監修。

晶文社『すごいぞ!働く知財』(2020年―京都造形芸術大学教材図書・重版決定)
三共出版『食品香粧学への招待』(東京農業大学教材図書)
彩図社『イラストでよくわかる大人の作法』
晋遊舎『疲れないからだ お得意技ベストセレクション』
小学館Men’s Beauty(web)でのフレグランス連載
その他多数でフレグランスページ監修