香りが少しでもお家時間を豊かにしてくれたら…という想いのもとスタートしたこの企画。
「香りバトン」と題し、家でもできる香りの楽しみ方を香りのプロや開発者がリレー形式でご紹介していきます♪
特別編の今回は、フレグランスアドバイザー『MAHO』さんが登場です!
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初夏にふさわしい気候になってきて、情報番組でも熱中症対策と合わせ、マスク着用の息苦しさが話題です。
アパレル市場からは一流デザイナーものや、ユニクロのように機能性素材もの、保冷剤を装着できる冷却ものなどが続々と発売され、マスクの選択肢が増えてきています。
そんな中で、私がマスクの不快指数軽減に取り入れている方法の一つが『フィッツスポーツ セントテーピング』。
体力をつけたり、強いストレスに対する抵抗力を養いたい場合には、ジョギングなどハードさも伴い交感神経を優位にする運動が効果的とされていますが、私は副交感神経を優位にして、一層高くなったデスクワーク比率やコロナ禍の不安によって感じるストレスを和らげる散歩を実践。
ただし、マスク装着ではのんびり歩いていても気温や湿度の高さで息苦しく、深い呼吸がし辛いものです。
セントテーピングは“嗅覚”の特性と“呼吸”に着目し、香りでアスリートのメンタルをサポートするという独自の研究開発技術。
集中を促す『フォーカス』と感覚を落ち着かせる『リラックス』二種の香りが揃い、香りが吸着されたシートテープを鼻に貼ると、鼻腔を優しく広げ呼吸を楽にしてくれます。
日本フレグランス協会でも長年講師としてお招きしている杏林大学医学部名誉教授で医学博士(サントリーの有名サプリCMでもお馴染み!)の古賀良彦先生が監修者なので、信頼感もグッと増します。
またそれぞれの香りが強すぎないのもポイント。
香りの好みは人によって千差万別ですが、もし期待する生理作用をもたらす香りがベストな好みでない場合にも、不快に感じるほどの強さでなければその作用は得られるという研究もあります。
私のチョイスは『リラックス』のビタミンカラー。
散歩中も柑橘の明るくスウっとした香りに包まれ、足取りも軽くなる快適さがマスク下の裏技です。
一方、途中で何度かマスクを取り外す可能性が高い終日の外出時は、天然カテキン由来の“CateProtect”がウイルス膜に直接作用して構造を破壊し、ウイルスや細菌の除去を持続させる新技術アロマスプレーを使用。
菌がつきやすいマスクの外側にスプレーすれば、ブロック効果に加え香水のようなアクアフローラルの香りが優しく漂い、マスク姿でも都会的な気分を感じさせてくれます。
長引きそうなマスクライフも、香りの機能を利用した使い分けで、楽しみが見出せるくらいになるといいですよね。
2020年7月
書いた人 『MAHO』
フレグランスアドバイザー
香り好きが高じ、外資系化粧品・香水関連企業に従事したのち香りの啓発を目指し独立。
日本で初めて販売を伴わないパーソナルフレグランスカウンセリングのサロンワークを開始し、メディア出演、美容系専門学校での講師、コンサルティング事業を行う。
また、アメリカのフレグランス市場拡大に貢献した”The Fragrance Foundation”と連携した日本フレグランス協会の立ち上げから関わり、現在まで常任講師とパブリックリレーションズを務める。
2013年からは日本調香技術普及協会の事務局並びに理事。
日本化粧品検定協会公式テキストフレグランス部分監修。
晶文社『すごいぞ!働く知財』(2020年―京都造形芸術大学教材図書・重版決定)
三共出版『食品香粧学への招待』(東京農業大学教材図書)
彩図社『イラストでよくわかる大人の作法』
晋遊舎『疲れないからだ お得意技ベストセレクション』
小学館Men’s Beauty(web)でのフレグランス連載
その他多数でフレグランスページ監修