香りが少しでもお家時間を豊かにしてくれたら…という想いのもとスタートしたこの企画。
「香りバトン」と題し、家でもできる香りの楽しみ方を香りのプロや開発者がリレー形式でご紹介していきます♪
特別編の今回は、フレグランスアドバイザー『MAHO』さんが登場です!
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東京アラート下で迎える誕生日のお祝いに、免疫力アップのための蜂蜜をいただきました。
ブルガリアンローズやグァテマラコーヒーをはじめ、スペイン産ラベンダー、サクランボなど、まるでフレグランスのように煌めくテーブルハニーと洗練されたデザインは、並べているだけで贅沢な気分に。
仕事の合間にティータイムを決め込み、早速にテイスティング。
ブルガリアの「薔薇の谷」が産地で、一年に3週間しか咲かない貴重なブルガリアンローズの蜂蜜は、滑らかで品の良い味わいと鼻を通り抜けていく薔薇の華やかさで、うっとりする美味しさです。
ステイホームを経て、withコロナの慣れない生活様式やコミュニケーションで、疲れとストレスを感じる人も増えているでしょう。
ストレスを和らげる方法に香りを取り入れることは既に知られていますが、実は甘みのある味や香りは脳内の快感中枢に作用して、疲れや身体的な苦痛を緩和させたり、幸せな気分をもたらすという研究報告があります。
美味しそうなグルマン調フレグランスも、多幸感が得られると人気が広がっているのです。
仕事中にこそ生かしたいこの効果を、手軽に取り入れられるのがパフュームスティック®。
指ですくって肌につけていた練り状フレグランスが、繰り出しスティックになったことで指を使わずスピーディな直塗りが可能になり、キーボードを打ったりスナック菓子に手を出したり(?)と、直ぐに別の作業へ取り掛かることができます。
何より、アルコールの拡散性がないため控えめで、甘い香りを周囲に気づかれず使いたい時も、量を調整しやすいのが魅力です。
私はデスクワークの間に手の甲へつけたり(PCにつかないし、潤いもプラスされ、タイピングする度フワリと香る)、キャップを開けてプチ・ルームフレグランスのように脇に立てたりしています(もし倒れても安心)。
お気に入りは、どこかレトロな甘酸っぱさがクセになる、マシュマロの香りをイメージした『フィオナ』。
デザインされている伝説の生き物ユニコーンも、香りの想像力を掻き立ててくれる(ことが重要!)ロマンティックなモチーフです。
疲れた時はスイートな香りで、自分にご褒美。
そして今度は、パフュームスティック®をIrinaのロールケーキタワーのようにして、年下の友人へプレゼントできたら楽しそう。パフュームスティック®が、まさに香りのバトンに見えてきました。
2020年6月
書いた人 『MAHO』
フレグランスアドバイザー
香り好きが高じ、外資系化粧品・香水関連企業に従事したのち香りの啓発を目指し独立。
日本で初めて販売を伴わないパーソナルフレグランスカウンセリングのサロンワークを開始し、メディア出演、美容系専門学校での講師、コンサルティング事業を行う。
また、アメリカのフレグランス市場拡大に貢献した”The Fragrance Foundation”と連携した日本フレグランス協会の立ち上げから関わり、現在まで常任講師とパブリックリレーションズを務める。
2013年からは日本調香技術普及協会の事務局並びに理事。
日本化粧品検定協会公式テキストフレグランス部分監修。
晶文社『すごいぞ!働く知財』(2020年―京都造形芸術大学教材図書・重版決定)
三共出版『食品香粧学への招待』(東京農業大学教材図書)
彩図社『イラストでよくわかる大人の作法』
晋遊舎『疲れないからだ お得意技ベストセレクション』
小学館Men’s Beauty(web)でのフレグランス連載
その他多数でフレグランスページ監修