たった1プッシュで私たちの一日を豊かに、素敵にしてくれるもの、「香水」。
海外の香水はとても奥が深いもので、まだまだあなたが知らない香水の世界がきっとあります。
自分にピッタリな香水を探すきっかけに。香水のこと、もっと知っていただけたらうれしいです。
どこからかいい香りがふんわりとしてくる「香水の都」
さて、「香水」と聞くと世界的に有名なのは『フランス』と思う方多いのではないでしょうか?
その中でもフランスで一番多く香水を生産している地域ってどこだか気になりませんか?
昔からフランスの香水業を支えてきた「香水の都」と呼ばれるところは、、、
フランス南東部に位置するグラース地方です。
近くにある賑やかなカンヌとはちがい、比較的ゆったりとした地域となっているグラース地方。
なぜ香水の都といわれるのでしょうか?
その理由はグラースの主要産業の変化と環境によるものです。
香水で産業が栄える前、グラースは革なめし業がさかんでした。
ですが、革というと独特の強いにおい。肌にまで残るこのにおいをどうにかできないかということで香りつき手袋を考えたのです。
これがグラースでの香水業の始まりとなりました。
また1年中温暖で乾燥している地中海性気候のため香水の材料になる植物の栽培にピッタリ。
たくさんの太陽の光を浴びたバラ、ラベンダー、ジャスミンが育ち、高品質な天然香料の産地へと。
そして優れた抽出技術をもつ企業と世界に誇る調香師たちをグラースは生み出し、
有名になっていったのです。
植物を大事に栽培する穏やかであたたかい人々から作り出されるジャンヌ・アルテスシリーズ。
グラースという地方で、このようにして生まれた香水と聞くだけでなんだか特別な気分になりますね。
たくさんの思いが込められたこの香水であなたの日常もより素敵なものになりますように。