今年の夏、発売されて香りの良さとデザイン性の高さで人気を誇る『ライジングウェーブ トランスオーシャン シャローダイブ』。
ここでしか聞けないヒットの秘密を探るべく、企画担当者に突撃インタビュー!をしてきました。
これを読めば『トランスオーシャン シャローダイブ』のことをたくさん知ることができますよ。
答えてくれたのは
マーケティング部・Sさん
2018年新卒入社。ライジングウェーブ・オーシャントリコの企画担当として、数多くの商品づくりに携わる。
まず、海について知ることから始まった『香水』づくり
―『シャローダイブ』はどのように生まれたのですか?
昨年新卒で入社したのですが、入社3か月のときマーケティング部に所属してすぐに新作の担当になることが決まりました。
「トランスオーシャンシリーズの3作目を作ること」は決まっていましたが、中身はまだ何も決まっていない状態でした。ライジングウェーブとはどんな香水なのか、今までのトランスオーシャンシリーズとはどんな香水なのか、を理解することから始まりました。
ここで『トランスオーシャン』シリーズのおさらい
2015年デビューの
『TRANSOCEAN』
どこまでも青く、静かな安らぎに満ちた光の届かない深さの水深200mの景色を表現しています。
色気のある爽やかさが広がる、みずみずしいフローラルノートの香り
2017年デビューの
『SURGE BLUE』
柔らかな光の音色が響くような、太陽の光がキラキラと海の中へ透き通る水深30mの景色を表現しています。
この上なくみずみずしいフルーティマリンノートの香り
「ダイバーの見ている景色」というのが大きなテーマの『トランスオーシャン』シリーズは、海の深さによってコンセプトが決まっているので、今回もまず「海」について調べ始めました。調べている中で、浅瀬で行われる「シャローダイビング」というものにたどり着いたんです。
このきれいな景色を商品にできたらな、と思いました。
ブランドチームからもOKをもらい、商品づくりを進めていきました。
100人が決めたトロピカルな香り
―香水は香りから作るものと思っていましたが、「海」のシーンから作られていったのですね。
そうなんです。そこから、香料会社さんに「トランスオーシャンっぽい香りをください」といって、たくさん香りのサンプルを出してもらいました。
その中からチーム内で10個ほどに絞り、10代後半の男性・女性 計100人にヒアリングをしてトロピカルで爽やかな香りになりました。
ライジングウェーブは「香りのヒアリング」を積極的にしてみんなが好きな香りを大切に香りを決めています。
香りを改良していく中で、コンセプトやシーンもいっしょにどんどん詰め、磨いていきました。
何回も試行錯誤してできた、絶妙なグラデーション
―では、トランスオーシャン シャローダイブを作るうえで一番大変だったことはなんですか?
ボトルとパッケージの色だしです。通常、印刷会社と色校正のやり取りは1.2回で終わるのですが、『トランスオーシャン シャローダイブ』は3か月もかかってしまいました…
今までの2作はブルーの中でのグラデーションだったのですが、今回はオレンジとブルーという相対色のグラデーションなのできれいな色を出すのがとっても難しいんです。
トランスオーシャンシリーズははっきりとした発色のパッケージなので、それを変えたくはありませんでした。印刷会社の方とお話してきれいな色を出せるように試行錯誤しました。
写真に撮ると圧巻です!
―パッケージのグラデーションがとてもきれいですよね。
パッケージだけでなく、ボトルの色だしも大変でした。実際にガラス工場に赴いて、作る過程を見せていただいたりもしながら細かく調整していただきました。
―それだけのこだわりを持って作られた、『トランスオーシャン シャローダイブ』どんな人に使ってほしいですか?
『トランスオーシャン シャローダイブ』は、ライジングウェーブを今まで使ったことがないお客様にお使いいただきたいです。
今までに使われたことがない「オレンジ」が使われていますし、香りも従来の2つに比べると軽めの香りに仕上がっています。
そういった意味では、香水を初めて使う、という方にもチャレンジしてほしいですね。